teke teke my life 子育て編

子育てとか中学受験に向けた対応とかの記録の保管庫。

子どもと1on1をするのは思ったよりも意味がありそう

最近、子どもに言い聞かせないといけないタイミングだったり、強めの動機づけやきちんとした同意をとらないといけないことがあり、子どもと1on1をしています。

1on1、仕事で部下や後輩に対して実施するように促されていたりしますが、実際、効果的ですよねぇ。わざわざ接待の場でお礼を伝えるとかもそうなんですが、「場を変える」「場に意味を与える」のは大事ですわ。

子どもとの1on1のコツ

場所を変える

子どもと真面目な話をするとき、まずは場所を変えることが有効ですね。

お互いに座って話をするなど、少しいつもと違う環境を作って話をするのは、普段から比較的軽い親子関係を持っていると効果的だと考えています。

例えばリビングで普段話をするとすれば、書斎だったり子ども部屋だったり、どこか2人きりになれるような場所に行って話すのは効果的です。

昔のイメージで言うと、父親から呼び出されるというのは、そもそもなかなか重たいことが多かったように思いますが、最近ではちょっとした話であれば子どももそれほど重くは受け取らないことが多いですしねー。

ですので、場所を変えたりして、いつもと違って真面目に話そうとしていることを形式から示していくのは重要ですね。

きちんと正対させる

また、きちんと正対して話をすることも重要ですね。

子どもと親の関係がピリッとしていない場合、子どもはどうしても何かをしながら話をしてしまいがちですが、きちんと正面から向き合って話をするという形式を取ると、普段と違う雰囲気が出て話が通りやすくなります。

結局のところ、和やかな雰囲気を作るのも大切ですが、少しピリッとした空気を出していかないと、なかなか伝えたいこともうまく伝わらなくなってしまう部分があるんですよね。

会社でも1on1をするときは、別室に2人で移動して向かい合ってやるケースが多いですが、1つの雰囲気づくりのためにやっている部分もありますからねぇ(話の内容が他の人に聞かれたくないというそもそもの理由もありますが)。それを家庭で応用しない理由はないでしょう。

話を丁寧に聞く

1on1で伝えたいことがある場合、どうしても自分の方から話してしまいますが、子どもの反応として、意見を言う機会を与え、子どもの率直な想いを良く聴くのも重要です。

子どもが自分の話した内容に対してどう思っているのか、あるいはその内容について何か意見があるのか、賛成しているのか反対しているのかといったところを、きちんと確認しながら意思決定をしていく必要があります。

子どもが納得しないまま、ただ話を聞いているという形になってしまうと意味がありません。少し緊張感のある雰囲気を作りながらも、正直に話ができる空気感を作り、子どもの納得感を育てていく必要があります

例えば、中学受験を目標に塾に通わせたいと思っている場合、まずは塾で勉強することについてどう感じているのかをしっかり確認したうえで、子どもの率直な感想に対して親としての考えを整理して伝えることが大切です。

塾に通うことに違和感はないが、具体的に何をするのか不安を感じている場合もあるので、そういった点を確認しながら話を進めることで、親の考えていることと、子どもの考えのすり合わせが進みますし、子どもも話しているうちに、自分の意見が整理されてきたりします。

子どもの気持ちをよく話し合ったうえで、納得した形で行動に移させることが必要です。

(キャリア面談とか、まさにこんな感じですよね…)

子どもとの1on1の効果

有効に作用している期間は短いが、効果はある

とはいえ、どんなにうまくやったとしても、子どもは子どもなので、話した内容の効果はあまり長続きしないことが多いですし、また、約束事について約束を守り続けるのは難しいことですが、一定期間の効果は見られます。

何度も同じような話を繰り返しながら誘導していくことで、徐々に行動が変わっていくこともあると思いますので、そういった話し合いの場を設けずに、ただ日々を過ごしてしまうよりは、ずっと効果的ではないかとは思います。

実際、勉強にかなり消極的だった下の子についても、何度か1on1のような形で話をすることで、ある程度の動機づけができ、徐々に机に向かって勉強するようになってきた感じもあります。

それが子どもの成長なのか、やり方が功を奏したのかはわかりませんが、やらないよりは良かったのではないかと考えています。

真面目な話は伝わる

結局のところ、子どもは子どもでも、真面目な雰囲気というのは伝わりますね。

なかなか子どもは親の思い通りにはなりませんが、上司と部下の関係のように、一般的なキャリア開発の手法を応用することで、うまく進むこともあるのではないかと考えています。

小学校の中学年や高学年になると、そういった話をせざるを得ないタイミングも増えてくると思うので、今後もある程度話をする場を設けていければいいですね。

親にできるのはそれくらいしかなく、結局、社会に出ると手放さないといけない部分もあるので、自分が支援できるうちは、できる限り支援していきたいところです。

まぁ、伝わらないこともあるかもしれないが…

とはいっても、結局のところ伝わるかどうかは、子どもの受け止め方次第です。子どもがどう思うかについては、親のコントロールの外にありますしねぇ。

うまく誘導することしかできないのは悔しいところではありますが、子どもは親の所有物ではないので、そこは割り切ってやれることをやっていくしかないでしょう。

(まぁ、どんなにきれいごとを言っても、子どものうちは親の所有物に近いところもあるのかなと感じる部分もありますが…。変なケガをしないように誘導してあげるのも親の役目かと思う一方、それは親のエゴなのかもしれんなぁ、と思ったり、まあ悩みはな多いですね)