子供に大人気の漫画形式の学習本ですが、中学受験をするにあたって、日本の歴史については漫画を与えてもいいかなと思い、角川のまんが日本の歴史を少しずつ買い与えています。
いくつかの出版社の日本の歴史を比較した結果として、角川を選んだ理由について簡単に記録しておきます。
定番と言えば小学館の漫画日本の歴史ですが、さすがに少し時代が変わっている感じはありますね。
なお、一気に買っていないのは、同時に与えると読み返しが弱くなるかなと思ったためです。このあたりは実際どうなるか半信半疑ではあったのですが、結果的にはそれなりにうまくいっている印象です。
各社比較で見えたポイント
小学館は内容は良いが子供の食いつきは弱め
まんが日本の歴史は各社それぞれ出しています。
我々の世代だと一番なじみがあるのは小学館版のあの丸っこい絵柄のシリーズだと思いますが、今はリニューアルされて、新しい絵柄になっています。
山川出版社監修ということもあって内容自体はしっかりしているのですが、漫画としての出来はやや古さというか、硬さを感じる雰囲気です。
どちらかというと硬い本を与えたい親に向けて作られている印象です。(ありていに言うとあまり面白くありませんね。)
昔の方がもう少し漫画として工夫されていたのでは、と思うくらいで、読んでいて古臭さが感じられる一方、旧日本の歴史版にあったコミカルでテンポの良い雰囲気も損なわれており、結構イマイチな印象です。
結果として、子供の食いつきはあまり良くありませんでした。実際、うちでも検討の途中で内容を読んだ子供からNGが出て、そのまま見送りになっています。
集英社・講談社はクオリティは高いが少しクセがある
集英社や講談社も日本の歴史の漫画を出していて、漫画としてのクオリティはかなり高め、というかエンタメ寄りになっています。
ただ、少しクセがある印象もあります。講談社版は某有名漫画家に漫画まで描いてもらった結果、1巻の縄文時代がかなりグルメ漫画っぽいノリになっていたり、集英社版は徳川家康がほぼキングダムの雰囲気で表紙に書かれていたりと、結構妙さはあります。
特色としてわからないではないけどさぁ…。
講談社の縄文時代は、ネタとして見るとドングリを煮炊きする描写がグルメ漫画になっており、かなり面白いのですが、さすがにあのノリを子どもに与えるのは少し違うかなと感じましたね。
2巻以降はそんなに有名漫画家の起用ないし…。
角川版を選んだ理由
ビジュアルの強さとバランスの良さがちょうど良い
角川版は、表紙に有名なイラストレーターやキレイ目の絵の漫画家を起用していて、ビジュアルの引きがかなり強いです。(集英社版に居そうな小畑健先生が何故か角川で書いてたり…)
例えばいとうのいぢ先生が表紙を書いている平安時代の3巻などもそうですが、表紙を見た段階で手に取りたくなる作りになっています。
ファーストインプレッションの「面白そうさ」はかなりつよいですね。(講談社の1巻で「ミスター味っ子の先生が描いてるじゃん!」とはならんのよ)
中身についても、漫画としての面白さがしっかりありつつ、内容もきちんと押さえられています。参考書としても使えるし、普通に読み物としても成立しているバランス型です。
小学館版と比べると、漫画としての魅力はかなり分かりやすく、子供にとっての入りやすさは大きく違う印象でした。
いくつか中身を見比べた中でも、角川版が一番子供にとって無難で面白そうに見えたようで、結果として角川を選びました。
↑1巻のビジュアルも完璧ですよね。小学館比で100倍面白そうだもん…。
実際に与えたときの反応が良く、読み返しも発生している
購入してから2ヶ月ほどで、ちょうど江戸時代に入ったあたりですが、巻数を絞りながら与える作戦が効いているのか、結構読み返しています。
一度読んで終わりではなく、何度も手に取っているので、流れの理解という意味では良い方向に作用している印象ですね。
ビジュアルで歴史の流れを掴めるのと、サピックスで学習している内容ともリンクしているので、補助教材としてもそれなりに機能している印象です。
全体
参考書や漫画での学習は、うまくいくときとうまくいかないときがありますが、日本の歴史についてはストーリーで理解すると記憶に残りやすい分野だと思います。
もともととっつきにくさがある一方で、流れで覚えると意外とスッと入るので、こういう形での導入は相性が良いと感じました。いまのところ、買ってよかったかなぁと思いますね。







