teke teke my life 子育て編

teke teke my lifeの分室。子育てや教育に関する記録です。

SAPIXの新小3組分けテスト(3月)の印象

長女が入塾後、初めての組み分けテストを受けてきました。長女の学習計画もあるので、印象を簡単に残しておきます。

尚、どちらかというと問題の傾向から、どういうところに重点的に学習をさせていくように推奨されているのかなーとか、受験者全体として、どういう傾向があるのかなーという思考の部分がメインです。

算数と国語のテストの内容

算数の印象

入塾テストのときと印象不変です。

少し先取りっぽい問題もなくはないですが、しっかりと計算が出来る子であれば、60点ぐらいは堅そうな印象でした。

後半の問題はパズル的な思考が要求されるのも変わらず。この辺は、通常の学習だとちょっと手が届かなそうなところです。
ただ、順序だてて考えれば解けるレベルの問題で複雑さはなかったので、論理パズル系が好きであれば、普通に解けそうではありましたね。

後半の問題が苦手なのであれば、パズル系のドリルをやらせてみるのも良さそうです。

国語の印象

こちらの入塾テストのときと印象不変ですが、長文が相変わらず長く、配点も多いので、どちらかというと算数よりも点が取りづらそうな印象ではありますね。

漢字や読みも、微妙に難しい問題がちらほらあったりして、点を取りこぼす要素が多いです。

この辺、ベーシックなところからちゃんとやれ、というSAPIXのメッセージなんでしょうか。

文章を書いて解答させる問題が2題程度ありましたが、SAPIXの授業の流れできちんと解答できそうな内容とは言え、小3の段階でテストの短い時間で解答するのはしんどそうなフリーフォームでしたね…。

全体の出来具合からの推察

算数は出来てる子は全問正解に近い

算数は出来ている子は全問正解に近く、やはりやればやるほど伸びる教科で、ドリルでの学習も容易なんですかねー。
まあ、ぼくも中学受験のときはやればやるほど算数は伸びたので、それもそうか…という気はしますが。

また、中間層も含めて、綺麗にカーブを描いた得点分布が広がっているのも印象的でしたね。

解く速度の問題で、大問4にたどり着いていなさそう

大問4の正答率が低かったり、80点前後と満点のところに壁がある感じの分布だったのは、丁寧に解いていると大問4にたどり着かない子が多かったからなのかなーという印象です。

問題数からすると、やっぱり時間がかなり限られるので、比較的瞬時に解答できる類の大問1、2をぱっぱと解き終わらないとしんどそうな感じでしたね。

そこからすると、正確に解けるようになるのは当然のこととして、正確に解けるようになったタイミングでは、クイックに問題を処理できるように学習を進めていく必要がありそうだなーという感じでした。
そこができないと、子どもも良い体験ができなさそうです。

国語は上位でも満点に近い子は少ない

国語は上位でも満点に近い子はおらず、多かれ少なかれどこか誤っている感じでした。
まあ、文章を書いて解答する問題のせいな気はしますが。そりゃそうよなー。

あとは、やっぱり漢字や読みの基本的なところもperfectにこなすのはちょっとしんどいですよね。それはそう思うよ…。

長文読解が苦手な子は多そう

中間層を見ると、平均点付近が一番多いわけでもなく、平均よりも少し出来ていない子、平均よりも少し出来ている子で分かれる結果だったのは少し面白かったですね。

やっぱり、長文読解が根本的に苦手な子と、そうでもない子に分かれる感じなんでしょうか。

この辺、親としては中々伸ばしづらいところで、算数と違ってドリルをやらせるだけでは解消しないので、難しいですね。
ポイントを拾って早く読めるかはこれまでの文章に触れてきた量にもよるしなぁ…。

国語の個別指導がよく導入される理由はよくわかりますわ。

書く力が足りないのはそうかな

あと、やっぱり文章で解答する問題が落とし穴にはなっていて、文章の意味がわかっていても、解答としてアウトプットできない子は多そうです。

ただ、文章さえ読めていれば、あとのアウトプットは訓練なので、SAPIXの国語教材をちゃんとやっていればそのうちしっかりと解答できそうな印象もありますね

ここはちゃんと国語の宿題を流して丸付けするのではなく、理解度をフォローしながら、書き方を教えてやる必要があるかな、という感じでした。

全体

全般的に、SAPIXはやっぱ教材もテストも考えられていることがわかる良い塾ですね。意図がわりと明確というか。

基本的には、SAPIX提供教材をちゃんと理解させていきつつ、解くスピードを上げていけば、国語と算数で80点ずつ、160点ぐらいまでは伸びそうやなーという印象です。
その点、丁寧に子どもの学習をフォローしてあげるかー、という感じです。

学校の宿題と異なり、細かいところまで子どものわかっているところ、わかっていないところが可視化される教材構成なので、関与していても割と楽しいところありますね。