下の子についても、SAPIXに3年生から入塾させることにして、先般入塾テストを受けさせてきました。
上の子のときは入塾テストに向けて特に何も対策をしませんでしたが、下の子に関しては少し心配な部分もあり、軽く対策をしたので、その内容を簡単に記録しておこうと思います。
目指す合格水準の目線感
学校のテストで安定して100点を取れるぐらいが合格ライン
SAPIXの入塾テストは、学校の内容をある程度先取りしている子が有利な仕組みにはなっていますが、基本的には学校のテストで100点を取れるレベルであれば問題ありません。
実際、学校より少し先の内容が出題されることもありますが、それらは取れなくても合格点には達するよう設計されています(たぶん)。
なお、SAPIXの入塾テストで郷克典を大幅に超える良い点を取る必要はありません。
なお、入塾後のクラスは頻繁に変わりますし、入塾時のテスト結果がその後の学習に影響することはほぼありません。なので、入塾できる最低限のラインを超えることさえできれば、それ以上の点数を目指す必要はないと思います。
算数のポイント
算数の構成としては、基礎的な問題と文章題が全体の半分を占め、残りの半分はパズルのような算数の問題です。この形式は上の子のとき(2022年)と変わりません。基礎的な問題の半分程度をしっかり取れれば、概ね合格点には達します。
算数の注意すべきは、基礎的な文章題です。ここでは純粋な計算力が問われる場合があり、四則計算の基本問題よりもさらに簡単なものが含まれることもある一方で、文章をきちんと読んで理解しないと解けない問題もあります。
また、後半のパズル問題は、条件を整理する力が問われるため、時間があれば練習しておくと良いでしょう。
パズル問題は一見難しそうですが、例題を見れば解き方が理解できるものが多いので、諦めずにしっかり読めば解けるかも、と子どもに伝えておくと良いと思います。
国語のポイント
国語に関しても、基礎的な問題をしっかり取れば合格ラインに達します。ただ、基礎の基礎である漢字の範囲が広いため、子どもによっては苦戦するかもですね…。
形式として難しいのは「抜き出し」の問題です。大人にとっては簡単な抜き出し作業でも、子どもは初めてだとどう答えていいかわからない場合があります。
例えば、公文の文章題ドリルなどを使って、「抜き出し」のコツを事前に練習しておくとスムーズに進むと思います。
入塾テストの対策
テスト問題自体への対策
基本的には、学校のテストで100点が取れている場合、特別な対策は不要です。ただし、学校のテストでムラがあったり、算数の宿題に手間取る場合は、多少の対策が必要です。
下の子の場合、9月以降、2日に1回程度の頻度で公文の2年生向けドリルを使用しました。取り組んだ内容は以下のあたりですね。
- 算数:足し算・引き算、文章題
- 国語:漢字、文の決まり
尚、11月のテスト時点で掛け算や単位(リットル・デシリットル、メートル・センチメートル)がまだ学校で習っていない場合があるので、そこだけは教えておくと良いですね。それ以外は学校の範囲内で対応できる内容がほとんどです。
初めてのテストがSAPIXだと厳しいかも
正直、最初のテストがSAPIXの入塾テストだと、本来の実力が発揮できずに不合格になるリスクもあると感じています。
(実際、上の子のときはテスト形式に慣れるまで苦労した記憶があります。)
まあ、入塾テストは複数回受けられるため、一度落ちても問題はありませんが…。
日能研などの他の大手塾の入塾テストを受けてみるのもあり
その点、形式に慣れる目的で他塾の入塾テストを先に受けておくのは良い戦略だと思います。
例えば、日能研の入塾テストは無料で、サピックスのテスト直前に開催されることが多いです。このタイミングを活用して形式に慣れるのは良い方法だと思います。
ただし、日能研のテストは考えを書かせる問題など、小学2年生に時間が限定されたテストでやらせるには厳しい内容も相応に含まれており、結構なんだかなぁ…という感じですが、まあ割り切って練習の場として活用するのが良いと思います。
(日能研のテストの結果があまりよくなくても、サピックスの入塾テストに合格することはできますので、点数というよりは、テスト形式のどこで躓いたかを見る材料にうるのが良いですね。)
全体
というわけで、SAPIXの入塾テストに関しての簡単なまとめと対策でした。
入塾テストの結果がその後の学習に大きな影響を与えるものではありませんが、入塾プロセスそのものがスムーズに進むよう、ある程度の準備をしておくのが無難ですね。
(入塾した際のクラス分けが下位クラスでも、教材は変わらないので、きちんと学習がなされていれば、定期的なテストで適正なクラスに勝手に上がっていきますので、気にする必要はないです)
まあ、テスト対策自体は家庭学習で十分対応できる範囲なので、焦らず、できることをやってみるのが良さそうです。