teke teke my life 子育て編

teke teke my lifeの分室。子育てや教育に関する記録です。

wonderbox(ワンダーボックス)をThink!Think!(シンクシンク)と比較しつつレビュー

資格試験などでアプリ学習の効率性を身を持って実感していることもあり、我が家では継続して、子どもの教育ツールとしてタブレットのアプリを活用しています。

そんな中、上の子はずっとThink!Think!を有料プラン(300円の方)プレイし続けてきたのですが、その中でどうしてもWonder Boxに興味が湧いて仕方がないようだったので、小学校入学を控えた2021年の年始にWonderboxを導入しました。

Think!Think!が最低額プラン300円で不自由なくプレイできる中、月額3700円の価値が果たしてあるのか疑問を持ちながらの契約でしたが、足元6カ月経過して結果としては満足しているので、おもうところを記録しておきます。

 ①Think!Think!とワンダーボックスに共通する良いところ

WonderLabの教材は率直に面白い

Think!Think!を発見して以来、WonderLabのファンなのですが、WonderLabの教材は他の幼児教材と比較すると、瞬間的な推察能力を伸ばすための問題が多く、大人が遊んでも面白いですね。

特にThink!Think!やバベロンで顕著ですが、これ、大人がプレイすると、結構な割合で就職活動のときにやった「SPI」の適性検査を想起すると思います。しかも、難易度の高いやつです。

「SPI」の適性検査の目的は基本的に処理能力の高い地頭◎の人だけを残すことなので、「地頭を育てる」というWonderLabの思想を考えればそりゃ印象も似てくるよな…という気はしますね。

 

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こんな問題でも、レベル3の後半になると馬鹿みたいに頭に負荷がかかります。

②Think!Think!とWonderboxの差

ワンダーボックスはプログラミング教材などの複合教材

Think!Think!にも、「アトラニアス」「バベロン」「オリンピア」といったモードはありますが、基本的にはThink!Think!の枠組みから外れたモードはありません。

それでも十分、という説はありますが、小学生以上の学習教材としては、もう少し幅が欲しいかな、という感じはします。

それに対して、ワンダーボックスはThink!Think!+やバベロンといったThink!Think!準拠のモードに加えて、プログラミング教材の「コードクラフターズ」「コードアドベンチャー」、想像力の発露や言語化能力を求められる「そっくりさがし」「テクロンのひみつけんきゅうじょ」などといったモードがあります。

STEAM教育を意識して、より小学生向けに少しレベルを上げた教材となっています。

ワンダーボックスの方が閃き・想像力重視の教材が多い

「スクラッチ」系のプログラミング教材は今や定番なので、別に驚きはない(とはいっても、やらせていると勝手に覚えるので、それには驚きますが)のですが、それ以外の「そっくりさがし」あたりの少し変化球な教材はかなり秀逸です。

子どもの少ない経験の中から自分なりの答えを導き出す問題、というのは中々用意しづらいのですが、ワンダーボックスでは年齢に合わせたぎりぎりの難易度にチューンして提供してくれるので、「ワンダーラボ、やるじゃん」と感嘆します。

また、このコンテンツ微妙だなー、というものは、契約して6カ月でも結構バッサリ削除されたりしているので、その辺の質のコントロールもしっかりしています。

不満だった点はどんどん改良されますしね。そういう意味では、利用状況を相当ちゃんと分析してるんだろうな…。

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そっくりさがしは実は秀逸なモードで、子どもの発想に驚かされることも多いです。

月額3000円以上の差額は正直割高だが、代替が効く気がしない教材なのは事実

とはいっても、「地頭を育てる」の基本のところはやはりThink!Think!がベースなので、Think!Think!よりも3000円以上高い、というのはかなり割高感があります。

ただ、一度やらせてしまうと、「能力を伸ばすためにとても頭の良い人が考えて作った教材」であることがよくわかり、お金を払ってもいいかな、という気持ちになります。

wonderlabedu.com

(ワンダーラボの企業サイトなどを見ても、もうなんというか、頭が良い人が頭の良い人を再生産する仕組みを作ろうとしているので、くらくらします。実際、そういうコンテンツなんだもんなぁ…)

③他の幼児向け通信教材との比較

学校のテストにはあまり寄与しない

ベネッセの「こどもちゃれんじ」やジャストシステムの「スマイルゼミ」はどちらかといえば学校教育のカリキュラムについていくための学習教材です。

それに対し、ワンダーボックスは処理能力を引き上げるための教材なので、学校教育的な学習は取り扱いません。そもそも根本の思想からして違うっぽいです。

変な言い方になりますが、なんとなくワンダーボックスは「普通にやっていれば学校教育のカリキュラムは付いていけるし、うちの顧客はどうせ公文式に通ってるか、家でドリルぐらいやらせてるでしょ」というテンションで作ってると思うんですよね。

小学校のカリキュラムに遅れる心配がないならワンダーボックスの方が合うのでは

小学校のカリキュラムに遅れるかもしれないと不安な場合、ワンダーボックスはその不安を解消してくれません。

よって、「こどもちゃれんじ」などを選んでThink!Think!の300円プランに加入するのが良いと思いますし、コスパも高いと思います。

逆に、特に小学校のカリキュラムに遅れる心配もないし、小学校低学年までの学習程度ならドリルと親のフォローで十分と思えるなら、能力を伸ばす目的でワンダーボックスを採用するのがおすすめです。

(尚、我が家では以下のような公文出版社のドリルを子どもにやらせて、学校教育のフォローは行っています。低学年程度の学習であれば、正直ドリルと親のフォローで足りると思います)

1年生文しょうの読解 (くもんの小学ドリル 国語 文章の読解 1)

1年生すう・りょう・ずけい (くもんの小学ドリル 算数 数・量・図形 1)

④まとめ

  • シンクシンクもワンダーボックスも超優秀な地頭育成装置で素晴らしい
  • ワンダーボックスはシンクシンクからさらに一歩進んだ教材になっているが、割高感若干ある
  • 学校カリキュラムの補助にはならない点には注意

こんなところでしょうか。おすすめですね。