teke teke my life 子育て編

子育てとか中学受験に向けた対応とかの記録の保管庫。

SAPIX小学4年生、9月のマンスリーテストの印象(急な易化)

例のごとく、サピックスのマンスリーテストが来たので、今回もざっと解いてみた印象を記録しておきます。

相変わらず具体的な内容への言及とか、子どもの具体的な成績やクラスの昇降級についての言及はありませんので、ご留意ください。

(じゃあなんのために書いているのか、と言われそうですが、備忘…ですかね?)

尚、今回も算数理科社会のみへの言及です。国語は小学生向けの文章を解くのがしんどいというのがわかったので…

算数

なんか構造的にも配点的にも易しくなったな?

問題数が増加し、パズルのような高難度問題が減り、解けそうな難易度の問題に変わりました。

また、配点も1問6点から1問5点ベースになり、1問ケアレスミスして落とした場合のインパクトがかなり薄まった印象です。

「分数や小数点がスムーズに整理できるか」「和差算がきちんと理解できて応用もできるか」といったところが焦点になっており、理解できている子はほぼ満点が取れそうな印象でした。

そういう意味では、1問落としたインパクトが大きく、かつ後半の大問で相応のひらめきが要求されていた前回までと比較すると、易しくなったのかなと思います。

実際、平均点もかなり上がっていましたね。

(うちの子もケアレスミスが多かったものの、本質的に見ると最終問題以外は解けている感じでした)

前回までは6割5分ぐらい取れればそれなり、7割5分取れればだいぶ良いかな、という印象だったのですが、今回のテストは7割5分ぐらい取れればそれなり、8割5部取れたらすごい、に変わっている感じですね。だいぶ変化しました。

実質2単元なのは理解できていない子にはしんどかったのかも

一方で、分数や小数点、和差算が理解できていないとかなりしんどい設計です。

ケアレスミスではなく空欄になっている箇所が多い場合は、根本的なフォローが必要そうな感じがしますね。

特に分数は処理の仕方によっては計算にやたらと時間がかかるので、計算の式を見て、不要に大きな掛け算をしている場合は、よりよい方法を示してあげるべきな気がします。

総じて、ひらめきよりも数字が感覚的なレベルで理解できているかが問われている感じで、やればやるほど解ける問題だったのではないかと思います。

しかし、これで150点配点なので、もし算数で点を落とすと、従前よりも一層しんどいですね…。中学受験はやっぱ算数ですねぇ。

理科

理科も若干難易度が下がった

相変わらず相応に難しいのですが、普通に読み解けば普通に解ける問題が中心でした。

そのため、難易度的にはそんなに高くなかったのではという感触です。

厳密な知識はあまり要求されず、図や示された説明から順番に解釈していけば解ける問題が多かったですね。

(前回は星座とかで覚えていないとその時点で終わっていたところからすると、真逆です)

読解ミスが発生しそう

ただ、要所要所で読解ミスをすると落とすような問題が多く、ミスが多いとそれなりに点を落とすことになりそうな感じがしました。

なんとなく感覚的に理解できていても思い込みで回答して間違えることがあるので、問題数も多く、集中力が切れやすい状況で、これだけの量の問題を読み解くのは、逆に大変だったかもしれません

(自分でも解いてみたのですが、簡単だと思っていた問題でも勘違いで×になっていることがあり、「こうやって間違えるんだな」と思いました…。いや、ちゃんと問題読まないとダメですねー。)

社会

若干難易度は下がったかなぁ…

社会についても、正確な知識を求める問題よりも、きちんと読解して回答するような問題が多かった印象です。穴埋めを直接させる問題もかなり限定的でしたしね。相変わらずちょっと難しいですね。

一方で、全体的に難易度は下がっているような印象もあり、ある程度理解が進んでいれば一定の点数が取れるようなテストになっていた印象があります。
とはいえ、問題数が少し多すぎる感じもしますね…。重い…。

県の形を覚えてないと正答できないのはいやらしい

過去のマンスリーテストなどを見ていても思うのですが、主要な県や島の形についてはきちんと覚えていないと回答するのにしんどい部分がありますね。

まあ、実際にそういう問題が出てくるから、なんでしょうが。

名称がわかっていても、回答欄で県の形などを選ぶ問題になると正直難しいところがありますし、地図で指されても、形が頭に入っていないと、ピンとこないことがあります。

形が特徴的な県はともかく、微妙に特徴がない県についても、周囲の県の形などから輪郭を把握していないと解けない問題がちょこちょこありますね。

(例えば、熊本県と宮崎県だけを聞かれると、どこの県か正直わかりづらいところがあります…)

自分で旅程を立てたり、車で移動したりしていると当然県の接続部分などを見ると何となくわかるのですが…。

これ、小学生は純粋に形で覚えざるをえないと思うと、結構しんどいですね。大変なことをやられておりますわ。くもん出版のの日本地図パズルとか導入したくなりますね。

全体

全体的に見て、夏季講習後のマンスリーテスト等と比較しても、かなり点数が取りやすくなっていたような印象があり、実際に平均点もかなり上がっていたようです。

特に算数はかなり易しくなった感じがして、今回のテストでは子どもたちも「解ける」という実感が持てたのではないかと思いますね。

毎年10月に意図的に難易度が下がるのか、それとも今回特有の現象なのかは定かではありませんが、従来の6割5分取れれば上出来という状況から、7割5分が目線になっているようにシフトした印象があります。
まぁ、来月からまた難易度が戻るかもしれませんが…。

しかし、サピックスのテストは知識問題が少なく、読解と感覚を使って答えを導き出す問題が多いので、親が解いてもなかなか面白い内容でいいですねー。

個人的に、毎月楽しみにしているところもあります。

(尚、大人がノー勉で真剣に解いても8割くらいの点数が限界な感じです。やっぱ設問が細かいんだよなぁ)