先般から記載の通り、長女をSAPIXに放り込んだので、入塾テストの感触についてのまとめ。たぶん、次女もSAPIXに放り込みたくなるので、数年後の自分用。
感触としては、概ね学校のテストが普通に100点取れているレベルならとりあえず入塾は出来る、そうでなければ厳しいぐらいの感触ですかね。
SAPIXの新小3入塾テスト全般
時期
新小3クラス(2月開講)に空きがあれば、11月上旬、12月上旬ぐらいの土曜日に回数に分けて設定があります。
教室の枠が埋まってしまうと終わりなので、12月の日程が公開されていても、11月でいっぱいになってしまう可能性があります。また、11月に落ちても、12月に再チャレンジが可能です。
なので、できれば11月に受ける方が良いですね。
費用・申込方法
費用は3300円です。日能研や早稲田アカデミーは受験料かかりませんが、SAPIXは受験するだけでお金がかかります。殿様商売ー!!!
SAPIX小学部 | 入室テストのお申し込み (sapientica.com)
SAPIXのHPで子どものアカウントを作成し、入塾テストに申し込めばOKです。料金はコンビニ納入ですが、後払いでも問題ないです。
(我が家は直前に空き枠に気づいたので、料金後払いでした)
合格水準
国語算数の2科目200点満点で、概ね70点~80点ぐらいが合格水準です。あんまり高くはないすね。
小学校の学習範囲の問題を全部普通に正答できれば、国語40点、算数40点で合計80点と合格水準を超えるテストです。
そのため、入塾水準を目標とするのであれば、特に事前対策は不要です。小学校で進行中の勉強がきちんとできていれば問題ないのではないかとは思います。
コースの振り分け
入塾テストの結果に応じて、入塾後のコース(教室のレベル)が振り分けられます。
200人の教室だと、だいたい15クラスぐらいに分かれる感じで、80点ぐらいだと下位3割、100点で真ん中、120点ぐらいだと中間よりちょい上、150点ぐらい取れれば上位クラス、ぐらいの偏差値分布のイメージです。
まあ、小3時点のクラスがどうだろうが中長期ではあまり関係はないので、気にしなくてもいいと思います。
3月には組み分けのテストがありますので、入塾テストで実力が出せなくても、そのうち見合うクラスに変更されますしね。
入塾テストの難易度と印象
全般
全般的な話で言うと、基本小学校の勉強にきちんとついていけていれば、合格水準には達するテストです。
ただ、問題と解答用紙が分かれるテスト形式は小学校ではやらないので、事前に子どもに
- 「学校のテストとは異なり、問題用紙と解答用紙が別であること」
- 「問題を解いたら、解答用紙に都度書き込む必要があること」
- 「解答用紙の解答欄を間違えないように注意すること」
あたりは伝えておいた方が無難です。
算数
学校の範囲ながら、微妙に応用問題っぽい問題も含めてあって、形式に慣れてないと後半の問題はしんどいかな、という感じです。
そもそも、よほど訓練していなければ、30分では解き終わらないと思います。
とはいえ、文章題も含めると、時間内に解ける問題だけ解いたとしても、40点ぐらいは小学校での学習だけでも取れそうです。
小学校のテストで概ね100点取れていれば、40~50点ぐらいは取れるのではないでしょうか。
後半の40点はThink!Think!やワンダーボックスっぽい、パズル問題なので、ワンダーボックスやってると適応できそうな印象はありましたね。
尚、単位の問題など、小学校で未学習の問題も含まれる可能性があるので、その辺は子どもに「習ってない単位の問題は飛ばしていいよ」と伝えておくといいと思います。
(どうしてもそういう問題をカバーしたいなら、以下のような教材で先取り学習するのもありだとは思いますが…)
国語
国語は長文の読解が重めです。そこそこの長さなので、しっかりと文章が読めないとしんどそうな感じですね。
ただ、基礎的な部分だけでも40点取れそうなのは算数と同じです。
漢字の採点が厳しめですが、小学校でも結構厳しい気もするので、子どもにとってはあんまり変わらないかもですね。
長文読解でも、基本的には選択肢と抜き出し問題が主なので、「文章を読んで自分で説明する」ような発展的な問題は20点程度ですし、小学校の学習で十分ついていける範囲だと思います。
算数はちょっと踏み込んだ学習をしていないと60点以上を取るのがキツイかなーという印象ですが、国語は普段から文章に親しんでいる子であれば、普通に60点以上取れそうな感じもします。
算数が多少苦手でも、国語が得意なら合計で80点超えそうなので、国語得意だと楽かもしれないですね。
(まあ、算数と国語だと国語の方が教えるのが難しいのですが…)
余談(日能研の無料テストとSAPIXの入塾テストの違い)
この辺、日能研の入塾テストを兼ねた全国テストだとやたらと文章を「書かせる」問題の配点が多かったのですが、どう考えても新小3レベルでは文章を書く訓練は受けていないので、SAPIXの方が真摯なテスト形式だと思います。
新小3の段階で求めるレベルがSAPIXの方が明確で、親もきちんと子どもに対して説明が出来るんですよね。
日能研のテストは、子どもに対して、「いや、あれは訓練されてないと出来ないから」としか言いようがないです。解答例もイマイチだし。
日能研のテスト、親を焦らせたいのが目に見えすぎるんよ…。テストの問題の形式だけで日能研嫌いになって、入塾させたくなくなりましたわ。
もちろん、SAPIXの入塾テストと全国テストも兼ねた日能研のテストでは性質が異なるのも理解しますが…
意味わからん配色のカエルのキャラもセンスを疑うし…(SAPIXのこどもおじさんのごうくんもどうかとは思いますが…)
まとめ
新小1、新小2で入れるのと比べて難易度がどうかはわからないですが、新小3は割と難易度的にはちょうど良く感じました。
また、授業の内容と自宅学習体系的にもちょうど新小3はちょうどいいタイミングな感じもします。新小3でSAPIXの空きがあるなら投げ込むのは悪くない印象です。
教材費込みでの授業料は妥当な値段ですしねー。
尚、ちょっとわからないところはありますが、このレベル感でいくと、新小4で家庭学習onlyで入塾可能レベルに水準を維持するハードルは高いんじゃないかなーという感じですかね。
たぶん、学校のテストで100点取れてれば入塾できるレベルの難易度には収まっている気はするのですが。