先般、SAPIXの小3の確認テストを子どもが受けてきました。結果はともかくとして、問題の難易度とかも含めての心象を記録しておきます。
(意図としては、小3の2学期の学習のレベル感を記録するためであり、無理をして上位クラスに入るためのTipsとかではないです。そんなことしても何もならないし…)
算数
問題数が相変わらず多い…!!!
SAPIXの確認テスト、確認テストなだけあって、問題数がそもそも多いです。普段時間をかけても解ければ良いというふうにしていると解ける問題も解けず、点数が伸びなさそうです。
新小3から入塾していると、もう半年以上、毎日算数の基礎力問題を解いているはずなので、そろそろ大問1はスッと解ける頃だとは思いますが、大問1は高速でクリアする前提の時間設定に見えるので、正確性と共に解く速さも評価するように日々取り組んだ方がいいのかもしれません。
(ただ、保護者説明会とか行くと、正確性>>>速度は念押しされるので、あくまで正確に解けるのが前提だとは思いますが)
後半の問題は履修済だが、解き方までちゃんと教えておかないとキツい
後半の問題は履修済なので、力押しで解けるのですが、いかんせん時間がないのと、なんだかんだちゃんと解かないと混乱して間違える問題になっているので、解き方をちゃんと理解していないとミスが発生しそうです。(たぶん、意図的にそうしている)
SAPIXのデイリー算数に記載されている解法はさすがに大手校の教材らしく、確かにこの解き方は速度と精度を両立できるな…という合理的な解法なので、子どもがゴリ押しで解いて正解している場合でも、解き方として腹落ちさせておかないといけない、ということなんでしょうねー。
いや、これぐらいの複雑性になると、ゴリ押しでの解法はやはり無理があるよねぇ…(解答例の解き方見ずにやったら脳内大混乱で大人でも普通に解くのしんどかった)。
国語
記述問題がキモなのはそうなんだろうなー
基礎的な漢字と選択問題で6割程度は取れるのですが、記述問題のは配点がやはりデカいので、書けないとなかなか厳しいですね。
逆に、ちょっとでも書けば部分点をしっかりもらえるので、完璧を求めるというよりは、学習したことを少しでもアウトプットすることが求められている感じです。
(とはいえ、6割取れれば真ん中ぐらいですが)
アウトプットする力は育てるの大変よな。
うちの子どももそうなのですが、選択問題なら読解できて、記述だと短文でも書けないケースが多いことを考えると、理解力というよりは、アウトプットする書く力や言葉にする力が不足していたり、慣れがないということなのかと思います。
そう思うと、とにかく自分の読んだことを言葉にして書いていく練習をしていくことが重要なんですかねー。大変なんだよな、感じたことを言葉にさせて書かせるのは…。
全体
テストの傾向
傾向として、どちらもテストの時間自体が短く不足しているので、いかにスムーズに解き始められるか、きちんと解き方が身に付いているかが重要な感じですね。
点数のイメージとしては、下位で50点、普通についていけていれば60点、上位レベルで70点、最上位で80点ぐらいのイメージのようです。大問1つ解けなくても、上位に入れるぐらいのイメージなので、大問1つ分は差を作るために用意しているような感じもします。
テストを踏まえた日々の学習
SAPIXは①基礎力②デイリー③チャレンジと家庭学習用教材が用意されているわけですが、確認テストで求められている内容からすると、結局、それらをしっかりと学習させていくことが重要、という感じです(確認テストなので当たり前ですが)。
ただ、一方で、「やりなさい!」と言って採点だけしていくスタンスだと、どうしても解法まで含めた理解ができないまま問題への対処だけ覚えていく形になりますし、国語でとりあえずアウトプットしてみる姿勢が習得しづらいため、確認テストでも空欄が出来てしまうような印象を受けました。
正しい解答法やうまく文章を生成するところまで子どもが単独で学習するのは困難なので、やはり伴走していくのが必要になりますね。
とはいえ、親も「親業として学習させる」スタンスだと、ちょっとしんどいので、自分も学び直しを行うつもりで一緒に解いてみるとか、楽しむ方向で取り組んでいくのがよさそうです。